レモネード飲みたい

できれば炭酸の

おばあちゃんとぼっち・ざ・ろっく!の映画を観に行った

先日、『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:』を観に行きました。おばあちゃんと2人で。


bocchi.rocks(後編も楽しみ)

 

始めは一人で観るつもりだったんです。”ぼっち”・ざ・ろっく!だし。以前ぼっち生活をしていたことがあったので、やっぱりぼっちで観たいなと。

前編はぼっちで観て、後編はバンドメンバーと見れたら最高だななんて妄想をしていたわけです。

 

映画の券を買うときに私は言いました。

「ばあちゃんはこれからどうするの?」

少し間を置いたあと、返ってきた答えがこれでした。

「ばあちゃんも観るよ」

……ばあちゃんも観るの!

てっきり、外のカフェとかでお茶をするのかなと思っていた私は驚きました。

でもよく考えれば私は、「今やってるバンドアニメの映画が観たいんだよね」と言っただけでそれ以外のことは何も言ってない。

そりゃあ、おばあちゃんも一緒に観るか。

 

高校生一枚とシニア一枚の券を持ちながら私は、映画の事前情報を『バンド』と『アニメ』しか知らせてないことに気が付きました。

しかし、ぼっちちゃんの様々な奇行を思い浮かべながら、やっと映画を観に来れた嬉しさでこう思います。まあいっか、と。

 

映画が始まれば最後、私は結束バンドの存在に圧倒されっぱなしで。

やっぱり映画館ってすごいです。音響や音圧っていうか、音が上から下まで全体に響いている感じが心を湧き立てるっていうか。

ライブシーンとか、結束バンドのかっこよさがとにかく際立ってて、心の底からにやけていました。

 

エンドロールが終わって横を見ると、おばあちゃんはじっと画面を見つめていて。

「面白かった?」と聞くと、「面白かったね」と言っていました。

また一人、ぼっちざろっくのファンが増えました、やったね。

 

お昼の上映だったのでご飯を食べ損ねた私たちは、ほとんど人がいないフードコートで映画の話をしました。

おばあちゃんはもしかして、バンドをするのがどういうことなのか見てみたかったのかもしれません。孫がバンドを組んでることですし。

私がバンドの話をすると、青春だねーと言って、いつも笑っているおばあちゃんが素敵だなと思いつつ。

やっぱり、ぼっち・ざ・ろっく!はおばあちゃんも楽しめる、最強ファミリーアニメです。