レモネード飲みたい

できれば炭酸の

ジブリパークに潜む、懐かしさ

ジブリパークに行きました。今度は家族と、おばあちゃんと。でも大倉庫はチケットの関係上、おばあちゃんと私の二人で回ってきました。

 

ghibli-park.jp(楽しかった)

 

両親は前回の日本万博に来たことがあるらしく、二人で懐かしいなという話をしていました。

私と弟は相も変わらず、魔女の谷の中にある池を観ながら、ウシガエルがいるだのどうのこうの喋ってました。

……ジブリパークに行ってみたいと言い出したのは私なんですけどね。

 

大倉庫で一番印象に残っているのは『「食べるを描く。」増補改訂版』という企画展示です。

そこにはとなりのトトロに登場する、草壁家の台所があるのです。

 

「昔の家はこんなんだったねぇ」

おばあちゃんがそう言ったとき、トトロの世界はおばあちゃんにとっての当たり前だったのかなと、そう漠然と思いました。

これまでの私にとって、トトロの世界っていうのはファンタジーそのものだったんです。窯だって見たことないし。

でもおばあちゃんにとってはリアルだった。味噌を壺からとって、タイルの洗面台で手を洗って、火を焚いてお風呂を沸かしていたのですから。

トトロの世界は本当に存在していたんだと実感できただけで、うれしい気持ちになりました。あと本当においしそう、サツキちゃんのお弁当。

 

ジブリのなりきり名場面展』では色々な作品のキャラクターと写真を撮れました。午後の時間だったので、少し空いていたのかもしれません。

ポニョと撮った写真がお気に入りです。

私は幼い頃、摩訶不思議な生き物が大好きで、トトロやポニョの映画を何度も何度も見返す子供だったらしいです。

トトロやポニョを見ると、妙に懐かしさに駆られるのはそのためでしょうか。

 

気が付いたら私も、10代後半です。昔のようにずっと一つの映画にかじりついたりはしなくなりました。

それでも心のどこかで、トトロはいるんだと信じている私は、まだまだ子供なのかもしれません。

 

おばあちゃんが撮ってくれた写真はどこかブレていて、でもそこに温かさを感じるのだから不思議なもんです。

付き合ってくれた家族に感謝をしながら、写真を見ている私はきっと、にへらと笑っているに違いありません。

楽しかったな。